ギイ・ブルダン(1928‐1991)は20世紀に、最も魅惑的で挑発的なファッション写真を撮影した写真家である。1955年から87年まで、30年以上もにわたり『Vogue Paris』の写真家として働いた。1970年代、80年代のインターナショナルなファッション誌のページは、彼の写真で埋め尽くされた。そこには、シャルル・ジョルダン、ブルーミングデールズ、ディオールの斬新なキャンペーンも含まれている。グラマラスでありながら、その多くがシュールな彼の作品は、ファッション写真の分野に変革を起こした。ブルダンは、これらの作品のなかでファッションを作品の主題として扱うのではなく、贅沢な装飾として表現し、欲望や消費そして性的欲求のなかに潜む暗い幻想を描写した。ブルダンの残したこれらの遺産は現在でもスティーブン・マイゼル、ヘルムート・ニュートンらの作品にその影響を垣間見ることができる。本書は、わかりやすくブルダンの作品を紹介するモノグラフである。学生時代に探し回って青山の古本屋で購入しました。Amazonでも古本屋でも売り切れ、入手困難で大変貴重な洋書です！気になることあればコメントください♪