このチャールズ・ペニーのリトグラフは、 初めて絵画的なものを購入した想い出のリトグラフです。 何十年前でしょうか・・・ 狭いお部屋に大きなリトグラフはどうかな～と思いましたが、 このリトの奥行のある世界に魅かれて、 お部屋の壁に飾ると、 壁の奥が、誘われる（いざなわれる）ようにテラスがあって、 その先は湖があると錯覚してしまって・・・ 大き目なので、外してということが出来なくて、 お写真の光点はダウンライトが写り込んでしまいました。 当時はペニーのことはまったく知らず、 ただ、この絵（リト）が気に入り、 毎日仕事帰りに観に行って・・ 現在はビックカメラですが、 赤坂の駅上に ベルビュー赤坂があって、 綺麗なマダムがおいでになるリトグラフ屋さんがあり、 そちらで購入しました。 １５万８千円でした。 はっきりと価格も覚えています。 当時はカードがあったのか・・ 忘れましたが、 ボーナスまで待っていただいて、 こんな金額を、 ボーナスでいただいていたのかも覚えていません。 その翌年には、 同じペニーの「階段の絵」を、 やはりボーナスをつぎ込んで買いました。 何故か狭いのに大きなリトを何点か持っております。 ペニーをご存知の方も少ないし、 本物？偽物？って、偽物は無いと思います。 引っ越しも数回経験し、 額のプラスチックがちょっと割れています（7番目の写真）。 プラスチックはネットでも注文できるようなので、 その分はお引きしました。 ただ、毎日観られる処にかけていて、 そんなに神経質に扱っては来ませんでした。 古いですし、額も細かな傷があります。 裏も開けたことはありません。 古くても何でも、 このリトを好んでいただける方に・・ 額は渋谷のウエマツで誂えました。 作品　H 56.8 　　　W 78 額　　H 80 W 98 素人採寸 　チャールズ・ペニー (Charles Penny) は、 ドイツのハンブルグ生まれ,スイスに移り、 地中海の近くで幼年期を過ごしました。 美しい地中海の輝く海や邸宅の数々を目にして、 印象派のような光と影を感じさせる、 魅力的な作品を沢山生み出し、 リトグラフで名声を得た後、 絵画に進出し、 マチスとデフィー、セザンヌを混ぜたような、 ペ二―風を完成させました。