アイヌ 首飾り 玉祭
全長 約 70cm
シトキ（飾り板）直径 約 14cm

前所有者の方のメモには
シトキに鶴の蒔絵の漆器の蓋、寛永通宝、蜜柑玉、ガラス玉、アイヌ玉、数珠玉、フーリ玉（シェルパビーズ）、トルコ石
とあります。
61連、178個の玉が使われています

アイヌが交易で手に入れた青色や黄色、黒色、茶色などの様々な色のガラス玉、石玉、木玉、算盤玉などをひもで通した首飾りです。
儀式や祭りの時に、女の人が身に付けていたもので、
男は刀、女はタマサイを宝として大事にしました。

ガラス玉の間に古銭や数珠玉を通したり、中心にシトキと呼ばれる飾り板や刀の鍔（鐔）を付けたものもあります。
紐がたくさん連なっていたり、玉の数が多く、大きい玉が付いているほど上等なものとされていました。
姑から嫁、母から娘、という具合に女方家系に代々伝えられる宝物でもありました。

旭川のアイヌの方から譲って頂いたものです。
函館の北方民族資料館に似たものが収蔵されています