このボールは、1995年の日本シリーズの第五戦が終了後に、記念に持ち帰った選手が、手放した実使用球です。第五戦限定でなく、第三戦から五戦に明治神宮球場にて、使用されたボールです。第五戦に、ヤクルトが、勝利し、日本シリーズは、終了しました。"95NIPPON SERIESJINGU STADIUMと記されています。上記の刻印が、記されるようになったのは、1995年の日本シリーズからです。1994年以前の日本シリーズには、刻印は、ありませんでした。そして、当時は、日本シリーズの公式球が、市販されることは、ありませんでした。第五戦は、日本シリーズ中、ヤクルトの執拗なインコース攻めに、苦しんだイチロー氏が、ホームランを含む、2安打を放ちました。オリックスで、2安打を放ったのは、イチロー氏と、田口壮氏だけです。ヤクルトで、唯一、第五戦に、ホームランを含む2安打を放った、トマスオマリー氏は、日本シリーズMVPに輝きました。メジャーリーグでも、活躍した高津臣吾氏に、セーブがつき、胴上げ投手になりました。野村克也氏が、ヤクルトスワローズ監督として、初めて胴上げをされた日本シリーズです。1995年は、投手の石井一久氏、山部太氏、岡林洋一氏、高津臣吾氏、野手の古田敦也氏、土橋勝征氏、池山隆寛氏、飯田哲也氏のほか、新人の稲葉篤紀氏、新外国人テリー・ブロス氏、さらに阪神を自由契約になっていたトーマス・オマリー、前ロッテのヘンスリー・ミューレン氏、近鉄との間で西村氏とのトレードで獲得した吉井理人氏など移籍してきた選手が活躍。前年オフに主砲の広沢克己氏（FA制度を利用）とハウエル氏が揃って巨人に移籍したことによる穴をこれらの選手が十分に埋め、安定した戦いぶりにより、最終的には全カード勝ち越しでセ・リーグを制した。一方、オリックスは、1995年の1月17日に地元神戸が阪神・淡路大震災で被災したオリックスは「がんばろうKOBE」を合言葉にこのシーズンを戦った。シーズン序盤は5割前後の勝率で首位を西武に譲っていたが、6月に西武から首位の座を奪うと一気に2位以下を突き放しオリックスになってからは初、阪急時代から通算して11年ぶり11度目の優勝を飾った。野手陣では、前年にシーズン200本安打を達成して大ブレークしたイチロー氏がこのシーズンも活躍しシーズンMVPに選出され、全体的に投高打低の中で.259とやや低めながらもリーグ1位、本塁打も西武に次ぐ115本塁打で2位とまずまずで、投手陣では、野田浩司氏、星野伸之氏、長谷川滋利氏らが、10勝以上を挙げた。イチロー氏、田口壮氏は、130試合、全試合出場した。阪神タイガース、オリックスバッファローズで監督を務めた、岡田彰布氏、トロイニール氏、小川博文氏、藤井康雄氏、馬場敏史氏らが、野手として、所属していた。主力捕手は、現在のオリックスバッファローズ監督、中嶋聡氏でした。平井正史氏がリリーフのみの登板で15勝27セーブを挙げ、新人王を獲得した。平井氏の27セーブも含めて34セーブはリーグ1位で、山田久志投手コーチの指導の下、防御率が前年の3.93から2.88と、1点も改善された。鈴木平氏、野村貴仁氏らが、中継ぎとして活躍した。1995年の日本シリーズは、イチロー氏が、初出場した日本シリーズです。1995年の日本シリーズは1995年のセ・リーグを制したヤクルトスワローズ（野村克也監督）と1995年のパ・リーグを制したオリックス・ブルーウェーブ（仰木彬監督）の対決となり、ヤクルトが4勝1敗で勝利し2年ぶり3度目の日本一に輝いた。この顔合わせは1978年の日本シリーズ以来17年ぶり（オリックスは当時の前身・阪急ブレーブス）。なお、このシリーズは31年ぶりに全試合ナイターで開催された。このシリーズは「野村ID野球と仰木マジック」の対決と言われた。実際にシリーズ開幕前から両監督は、マスコミや監督会議を通して舌戦（心理戦）を展開し、対決ムードが大いに盛り上がりました。野村克也氏は、ニュースステーションに出演し、イチロー氏には、内角に攻めると公言した。ヤクルトのデータ分析、経験の多さも一枚上手で、ヤクルトの要である捕手の古田敦也氏は、高めのストレートを効果的に使って打球を詰まらせるという戦略で投手をリードし、当時「高め弱点」と言われたイチロー氏が、内野安打を放つことを封じることに成功した。古田敦也氏は、「高めを投げて、ポップフライを打ってもらうか、ホームランを打たれてもいいから、ゴロを打たせない。それぐらいでやっていました」と、本塁打でもOKというスタンスで臨んだという。古田敦也氏は「内野安打は結局、なかったんじゃないですかね。結局、最終戦の5試合目に高めの球をホームランを打たれたんですけど、さすがにバレたな、となって。長く戦っていたら負けていたと思いますね」と振り返っています、、後に、イチロー氏が、インタビューで語っています。自分一人で多くを背負い、すべてを一人でしようとしていた、日本シリーズだったと。4勝1敗という結果だが、このシリーズは第2、3、4戦では3試合連続で延長戦にもつれ込んでいる。古田敦也氏、高津臣吾氏、稲葉篤紀氏、宮本慎也氏といった、ヤクルト出身の名球会入りした名選手が、初めて日本シリーズを制した、シリーズです。最高殊勲選手賞：トーマス・オマリー（ヤ）敢闘選手賞：小林宏（オ）優秀選手賞：池山隆寛（ヤ）、高津臣吾（ヤ）、テリー・ブロス（ヤ）ボール自体を多くの人が見たことがない、販売もされなかった、このようなボールには、ホログラムも、証明書も不要です。証明書や、ホログラムがなくても、刻印から、時を特定できるからです。1994年の日本シリーズの公式球も所有しています。しかし、売り出すことは、絶対にしません。1994年以前の日本シリーズの実使用球は、刻印が無いから、視認できません。ただの茶色の白球です。このボールと違い、野球体育博物館に展示されない限り、日本シリーズの公式球とすら、わかりません。このボールは、1995年に日本シリーズで、使用された球として、飾るに値するボールだと思います。一般販売されていないということは、使用するためにしか生産されていません。イチロー氏は、2001年にシアトルマリナーズに移籍をし、日本人メジャーリーガーの先駆者です。メジャーリーグで新人王を日本人が、受賞したのは、野茂英雄氏、佐々木主浩氏、イチロー氏、大谷翔平選手の４人だけです。2001年にアメリカンリーグ新人王をイチロー氏が、受賞したのは、日本人野手として、初めてのことでした。田中将大投手、ダルビッシュ有投手、松坂大輔投手、松井秀喜氏、上原浩治氏、松井稼頭央氏、井口資仁氏、福留孝介選手ですら、MLBで、新人王を獲得出来なかったのです。イチロー氏は、御自身の連続200本安打記録を、10年間更新しただけでなく、シーズン前には、日本代表として、WBCにおける、日本代表の2連覇に2大会連続貢献しました。イチロー氏は、野球には、無数、無限の可能性があることを、証明したといえるのでは無いでしょうか。MLBでの現役生活の中で、WBCの日本代表に2回選ばれ、2回全てで、日本代表を優勝に導き、WBC開催年全てのシーズンの、MLBの公式戦で、200本安打を達成した、稀有な野球人です。イチロー氏が、日本代表を優勝に導いて以来、日本代表は、WBCで、優勝していません。イチロー氏は、WBCとシーズン、両方で、成果を出してきました。イチロー氏は、MLB通算3089安打、日米通算4367安打を記録し、2019年に東京ドームで、開催されたMLBの開幕シリーズへの出場を花道に、引退しました。イチロー氏は、開幕シリーズに、安打を放ちませんでしたが、打席に立ち、一塁に向けて、懸命に走り続けました。その姿が、満員の観客の胸を打ちました。イチロー氏は、MLBの野球選手として、現役を終えることを、お選びになり、最後まで、MLBでのプレイに、拘り続けました。現在は、シアトルマリナーズの特別インストラクターを務め、野茂英雄氏とも、佐々木主浩氏とも違う、野球の道を新たに開拓し始めています。送料無料です。