見込みには抹茶椀で言うところの茶巾摺あたりに禾目天目の縦筋模様が現れています。禾目の縦筋を外縁として見込みの底まで青灰色の細かい斑紋状の窯変になっています。青灰色の斑紋に加え幾つかの大小のフクレが渾然となって銀河のような景色を成しています。胴は鉄釉元来の落ち着いた黒と茶色ですが釉溜まりには僅かに窯変が見られます。口縁は反りのないシンプルな天目型で最上部を茶褐色の釉が彩っています。高台および高台内は釉掛けされておらず土見せになっています。禾目の縦筋と斑紋状の模様が混在する天目盃はとても珍しいと思います。━━━━━━━━━口径：約6.0cm 高さ：約2.7cm建盞の茶碗などによくあるように見込みにフクレと胴に若干の煮えがあります。それを欠点と採るか景色と見るかは人によって異なるところかと思います。窯傷以外の目立つ傷や汚れ・割れ・欠け・ヒビ等はありません。全体として典型的な建盞の特徴を示しているように思いますが詳細は不明です。画像をよくご確認の上ご入札をお願いいたします。━━━━━━━━━★送料無料( 出品者負担 )★宅急便コンパクトで発送します。