*【説明文】高校数学証明法 幾何 笹尾靖也。 桐原書店から出ていた高校数学証明法シリーズの幾何です。見開きB5(B6)よりももう一回り小さいサイズで300ページを超えない程度のソフトカバー。特長は抜粋すると：

’ 高校数学の本質的理解・構造的理解をうながす本‘ ’数学は、いくつかの公理を出発点として論理的に矛盾なく、命題の成否を判断する学問であり、論理によって命題の成り立つことを示す証明が、数学の本質であるとすれば、その数学を親学問とする高校数学においても、証明を通して数学を学ぶことは、当然のことながら数学の本質的・構造的理解をうながすことになる。‘ ’本書では， 平面や空間における図形についての基本的な事項ともいうべき定義や定理・公式に， 解説や証明を与えることを目的とした。教科書でいえば， 「数学I」や「代数・幾何」などで部分的に扱われている事柄である。‘ ’ 図形の扱い方には， 通常， 次の3通りの方法がある。第1はいわゆる幾何学的方法（公理からの推論）， 第2は解析的方法（座標による計算）， 第3がベクトルによる方法である。この3通りのいずれの方法にも一長一短があり， 場合によって使い分けをしていくことが必要であるが， それには何よりも， 基本となる事項（定理・公式など）をよく理解しておくことが肝要であり， また， そのためには，定理の証明を味うことやその応用を考えることが有益であろう。本『幾何』編は， 上記の3通りの方法を中心に， これらを解説しよう としたものである。’ 巻末にもあるように、著者は森北出版から代数的位相幾何学(数学全書)という本(少し古いですがトポロジーの本格的な本)を出しているのですが、こういう高校向けの本を出しているのは初めて知りました。この本は小さい本ですが結構しっかり書いてある感じです。

*【状態】カバーあり(帯付き)。裁断はしておりません。大きな汚れや書き込みはないと思いますが、多少の見落としはご容赦ください。品であることをご理解ください。状態に過剰に神経質な方はご遠慮ください。